ぺんぎん、沼で泳ぐ

Hey!Say!JUMPの沼に足を踏み入れました。

目を惹くという表現では生ぬるい存在 feat.知念さん&山田さん~FILMUSIC!感想文その②~

 『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2022 FILMUSIC!』の静岡公演(エコパアリーナ 10月23日(日) 12:30開演の回)の参戦感想文その②です。

 続きました!

 

 その①をお読みになってない方はこちらからどうぞ。

 

Hey! Sɑy! JUMPのライブに初参戦したが、あの煌めきを知らなかった頃にはおそらく戻れないと思う~FILMUSIC!感想文その①~ - ぺんぎん、沼で泳ぐ

 

 アリーナツアー完走おめでとうございます&お疲れさまでした!

 感想文その①で言い忘れていたので今更ながらに言いました。

 

 もうすでにライブから1日以上たってしまっていて、記憶もだんだんおぼろげになっていって悲しいです。

 

 タイトルには知念さんと山田さんの名前を挙げましたが、そのお二方を主軸に残りのメンバーの話も交えつつ、感想をお届けします。たぶん。ちなみに伊野尾さんと中島さんについては名前すら出て来ません、感想文その③までお待ちください。

 

 

目を惹く存在

 アイドルに限らず、芸能界において「目を惹く」というのは非常に重要なことだと思うのですが、JUMPに関して言えばわかりやすいのは山田さんです。

 周りに誰がいようが霞むことのない輝きがあります。山田さんを全く知らない人であっても、視界に入ればふと目を奪われるような美しさです。山田さんに関しては後述します。

 JUMPはそれぞれ輝く瞬間がありますよね!抗えない魅力です。

 

 今回は知念さんと山田さんのターン。お二人の魅力についての感想文です。

 

 ということで本文です。

 

知念さんのダンス

 まずは知念さんから行きましょう。

 知念さんのダンスが巧いことなど、初めてMステで群青ランナウェイを見たときから知っています。

 ほかの7人もそれぞれダンスはしっかり踊れますが、知念さんは「正確無比」と「表現力豊か」という二つが同居しているようなダンスだよなぁ、って思っています。

 

 アイドルらしいかどうかと問われると、知念さんのダンスってアイドルらしくは無いと思うんですよね。「自分だけを見てくれ!」っていうダンスじゃないんですよ。全然癖が無い。

 「らしさ」って話をすると、例えば有岡さんや薮さんはすごく体の使い方に「有岡さんらしさ」「薮さんらしさ」が見えます。有岡さんの解釈を通して表現されるダンスは有岡さんにしか出せないものだし、それを見たいファンも大勢いることでしょう。私も見たい。そして、薮さんの長い手足を存分に使ったダンスはステージ上でとても華やかに見えます。オーラというか、存在感が凄いんですよね、薮さん。

 

 話を戻して知念さんです。

 知念さんの基礎がバレエなのか、ジャズなのか、正確にはわかりません(そもそもジャズはバレエ要素のあるダンスジャンルなのでルーツがどちらでもそんなに差は無い気もします)が、どんなダンスもすべてが整っていて美しい。

 正確に自分の身体を把握して制御しきるということができるのは長年の経験だけでなく、天武の才もあると思います。

 いつでも「正解」を体現しているようなダンスなんですよね。

 

 本当にどのジャンルのダンスも端正なんです。

 欲しいタイミングで欲しいものをくださるイメージ。その動きが見たかった!を一度も裏切ることなく見せてくださる。

 

 そんな正確さに加えて「表現力」も兼ね備えているのは本当にずるいですよね。

 SENSE or LOVEの薮さんソロ『流星の詩』のコンテンポラリーダンスのような情動的なものは今回のライブではほぼありませんでしたが、それでも言及せずにはいられない知念さんのダンスです。

 

 正確さ、という表現で知念さんのダンスを表現していますが、それが味気ないかと言われれば答えは全くの否なんですよ。

 期待を裏切られると、そのギャップにやられるっていうのは皆さん経験あると思いますが、知念さんの場合、欲しい方向性はそのまま、期待を上回ってくる印象です。

 

 前回のブログだったかTwitterだったかで「近くの人に目が行く」というようなことを言ったんですが、がっつり踊っている知念さんを視界に入れてしまうと、何とビックリ気が付いたら知念さんのダンスを見ているですよね。

 自分でも驚いたんですが、自分の座席に一番近いセンステのコーナーの対角線にいる知念さんを自分の目が追っていたこともあり、「これが知念さんのダンスか」と改めて思い知らされました。

 どちらかというと、『狼青年』や『BANGER NIGHT』のいわゆる「ダンス曲」ではない曲の方がそれが顕著だったように思います。客席に向かってファンサしたり、わちゃわちゃしたり、とそんなポップでかわいらしい曲で良く起こります。

 それこそポップでかわいい曲代表のChau#なんかそうです。Chau#のダンス見ただけで上手いことがわかります。

 

 周りに比べて身体が小さい(そして顔もびっくりするほど小さく、ビジュアルも良いって最高ですね)ため、その影響もあって派手さは無い知念さんですが、圧倒的な吸引力。ダイソンの掃除機よりも強いと思います。一瞬で吸い寄せていく。なぜ。

 そのほとんどが「無意識のうちに」「気が付いたら」知念さんのダンスを追っているのでマジで魔法にでもかかった気分です。

 

 ところで、ダンスといえば、先述した『狼青年』と『BANGER NIGHT』の2曲ですよ。

 私の座席はセンステ横だったので、狼青年とBANGER NIGHTを間近で見ることが叶ったのですが、あの2曲の記憶は一生の宝物にしたいと思います。あの迫力は絶対に画面越しでは味わえないモノでした。

 近い分、より揃っているところが凄くわかるんですよ。特に、2曲ともフォーメーションの移動が激しい曲なので、そのスピード感に圧倒されます。

 

 めちゃめちゃ動くじゃん!?!?!?!?

 移動距離長っ!移動速っ!!!!

 

 って感じです。知念さんの無駄のない動き、移動にも表れてて好きです。

 

 あとは何よりもあの狭いスペースでよくぶつからずにあれだけ複雑に動くよな、と。

 思っていたよりもメンバー間の距離が近いんですよ。

 例えば狼青年で横一列に並ぶタイミングとか、少し角度が違えば隣の人に接触するような位置なんだ、と改めて思いました。

 あの狭い空間で、あのスピード感で、大きく迫力のある振りをこなせるJUMPはさすがとしか言えません。

 (そういえば、BANGER NIGHTで有岡さんと知念さんが移動でニアミスしてました。珍しいこともあるんだな、と思いました。)

 

 あの2曲をライブ中盤でよくも続けて踊ろうと思ったな、っていうのと、2曲をセンステで披露してくださってありがとうございます!!!!という両方が入り混じったまま、髙木さんの「疲れてんだよ over」を聞いて、お疲れ様です!!!!!!の気持ちでいっぱいになりました。

 

山田さんに惹かれないなんて無理じゃね?って話

 山田さんが美しいのって自明じゃないですか。

 今更ながらに言及することも無いとは思うんですが、近くで見て、本当に芸術品の域に達している、と思いました。

 

 どの角度、どのタイミングで見てもいつでも綺麗。

 そして、顔が美しいだけではなく、魅せ方が異常に上手い。

 

 あの見目ですので、ただぼーっと突っ立ってるだけで相当な人数の人間を虜にできると思いますが、その山田さんが「狙って」山田さん自身を映えさせているわけです。

 JUMPとわちゃわちゃしつつ、率先してふざけてる時とか、ゲームやってる時とかの「かっこいいアイドルモード」がオンになっていないときを知っていても、アイドルモードの時の山田さんに圧倒され、畏敬の念を抱きます。

 

 美しい自然に畏怖感じるのと近いかもしれません。

 自分の力が一切及ばない、超越した存在に感じられます。

 

 しかし山田さんは人間なので、メンバーとも観客ともコミュニケーションをとるわけです。手を振ったり、笑ったり。そこに人間らしさを感じたときにはもう山田さんから目が離せなくなっています。まあ、あの綺麗な顔を凝視しないという選択肢が無いので最初から目は離せていませんが。ええ、額に汗を浮かべつつペットボトルで水飲んで、それをスタッフさんに渡すというパフォーマンスを行っていない時間までずっと見てましたよ。あの瞬間を撮っただけでCMできると思う。

 

 そうそう、山田さんについて、お客さんの方をじっと見てた話をつぶやいたんですが、ブログでも触れておこう。

 

 

 これです。

 前方に少し離れた2人組のお客さんのうち、片方の方がよろめいたんですよね、たぶん荷物かなにかに足元取られたんだろうと思いますけど。で、もう片方の方がそれを支えたわけなのですが、おそらくそれが山田さんの視界に入ったのでしょう。普通に歌っている途中だったかと思うんですが、その2人の方をじっと見ていたんですよね。よろめいた瞬間も目にしていたと思いますが、驚いた表情をするでもなく、ただ淡々と様子をうかがうような感じで見ていました。

 ちゃんと立ち上がってその子たちがうちわを持ってステージに向き直るまで見ていて、大丈夫そうだとわかったからか、自然と他へ視線を移していましたが、しっかり客席観てるんだな、と実感しました。そして、バランス崩した子たちは顔見合わせながら笑ってたので、あんなに長く自分たちが見つめられていたことに気が付いてないんじゃないかなぁ、と思います。

 

 もろもろのことに関して山田さんは想像以上で、それはあくまで想像していた方向性の延長線上だったのですが、ライブに行って初めて気がついたことがあったので書き留めておきたいと思います。

 

 山田さんの歌声についてです。

 

 山田さんは曲によって声の響きが変わるので聞いていて楽しい、みたいなことはどこかで言及した気がしますが、実際に『ネガティブファイター』や『ウィークエンダー』のような楽曲、『Chau#』や『チョコラタ』のような楽曲、あるいは『Fate or Destiny』のような楽曲で声がかなり違うな、という印象でした。『OH MY BUDDY』みたいな歌い方+声の出し方の違いというだけではなく、音色が違って聞こえます。

 声が違うこと自体はCDや音楽番組、あるいはライブDVDを見ていて思っていたことでもありますが、会場で驚いたのは『Fate or Destiny』に代表される切なさがある楽曲での歌声です。

 

 山田さんは表現力豊かに安定感のある歌声、というイメージで、それはその通りなんですが、『Fate or Destiny』や『恋をするんだ』の歌声(特にFate or Destinyを聞いたときに驚いた)にところどころどこか触れたら壊れてしまいそうなそんな危うさがあって、非常に繊細で、一瞬たりとも目を耳を山田さんから逸らしてはいけないような気持になる、そんな声。

 チョコラタとかChau#は芯のあって甘い声で、フェイクなどの高音は突き抜けるような爽快感のある声、というような表現をするとFate or Destinyはドライな音色(ウィスパーのような感じ)を含みます。

(ドライな歌声と言えば髙木さん有岡さんのお二方ですね!)

 

 あんな圧倒的な存在感を放つ山田さんがそんな声で切ない曲を歌う状況、正直なところ惹かれずにいるなというのが無理な話ですよ。

 

 

 山田さんに抱く感情として憧憬あるいは崇拝こそあれど、儚さに焦がれる日が来ようとは思ってもみなかった。

 

 

 そんな奇跡的な山田さんを見られてよかったです!

 語彙力が無くなりました!深夜だからかな!

 

 

 

 というわけで、今回は知念さんと山田さんにフィーチャーした感想文でした。本文に伊野尾さん、中島さんの名前一回も出てこなかったので、次回(があれば)伊野尾さん中島さんです。

 

 感想文その③につづくといいな~

 

 

 

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